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知りたくないんだ....... Part2 [その他]

大学病院へ母の診察についていった。
まるで転がる石のように、
たった数日でここにたどり着いた。
まさにコケなんかつく間もない。
今日は二度目の通院。 

この大学病院の外科の権威のK先生を紹介していただき、
その先生に会うためにここへ。
しかし残念ながら、二度目の今日はK先生に会えず、
そのチームの中堅くらいのO先生がお出迎え。
権威はいつも忙しいんだね。

しかし母、あからさまに不服顔。

こっちがどきどきしちゃうほどあからさまなんだもんっ。
もちろん中堅O先生にもそれは伝わっていて、
懇切丁寧に、病気の進行具合、
これからどんな治療をできる可能性があるか、などを、
あの手この手を試用して、人体解剖図見せてくれたり
パソコンでシュミレーションまでしてくれちゃったりして、
なんとか母の信頼を得ようと頑張ってくれている。
そうとう長い時間をかけて。

最後の最後に「質問はありますか?」と丁寧に聞いてくださったものの
母の答えは鬼です。

「K先生にはいつ会えますか?」

ですって!!!!!!!!!

「これからどうせお世話になるのに心証悪くなるのもどうかと思うし、
チーム作業だし、彼はとても一生懸命やってくれているし、
むしろいろいろ教えてくれて、私はかなり信頼できるお医者さんだと思うけど、
いったい、ママは何が不満なんだい?」
と、帰り道に詰め寄ってみる。
中堅で頑張っている先生に思い切り同情した。年、近そうだし。

すると母の回答。
「だって!!怖いんだもん。知りたくないこともいっぱい言うんだもん」


ああああああああっ。
このセリフ、どっかで聞いたことある、つい最近!
確かアパート近くのインド料理屋。
そうだそうだ、あのランチタイム!

衝撃の事実ですがこんな身近にいました。
知りたくない族が。
びっくりした........
けど、なんかそれもそうだなって気がしてきた。
お姉さんたち、勝手にびっくりしてすみません。

自分の体に起こった事、しかも受け入れがたい事、
早々簡単に受け入れて研究せよなんて、私が人生経験浅かった。
申し訳ありませぬ。あさはかでした。

ということで、、、、
ゆっくりと受け入れていくことにした。母と共に。
いま、目の前のやれることを。
受け入れられる範囲から。

それを、誰も怒らず、多くの人がサポートしてくれて感激した。
なんか、大事なことをまたひとつ思い出した。
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