順応？or 疲労？

「目とか言葉でつかめないものを、つかみ出せるのが鼻である。」

きゅんとくる言葉だった。

私たちの嗅覚はすっかり退化して鈍感になっているのか？

そうではなくて、

ヒトは視覚に頼りすぎて、嗅覚の使い方をおろそかにしていて、

その能力を十分に引き出していないんだ......

そんなことを、はっと気付かせてくれた本だった。

確かに、好きな人のにおいは心地いい。

いや、無臭なのかも。

いやいや、それもなんだか違う。

自分にとってにおわないのだ。

ずっと一緒にいるから、鼻がにおいに慣れてくるのだろうか。

その人のにおいを感じなくなる。

その反面、なんだかソリが合わないなあという人には、

なにかにおいを感じてしまう。

違うぞ....というにおいを。

「においには順応とか疲労と言われる現象がある。

　同一種類のにおいをかぎ続けていると、そのにおいを感じなくなる現象である。」

順応か疲労か？

愛する人へのlove♡の大きさが、どちらの言葉をチョイスするかの決め手なの？

「においはいい意味で現実的で、他人と自分との本当のかかわりを指し示すという力を持っている」

HOW TO SUCCEED WITH YOUR MADELEINE from AMY RADCLIFFE on Vimeo.