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Donde hay amor,hay dolor. 愛は苦しみをともなうもの…. [best buy]

『ジゴロ・イン・ニューヨーク』を見た。
ウディ・アレンが出ているというから彼の映画だと思っていたが、
どうやら違うようだった。
でも!まったく問題なし。大好きな映画だ。
監督、脚本、は主演を演じた、ジョン・タトゥーロ。
いい味を出していた。原題はFading Gigoloなのだが、そっちのほうが
彼がもっともっと主役になれたかなと思った。
色あせ感というか、さみしいけど温かい感じがこの上なく心地いい。
始まりも終わりも、さらりと受け入れてくれる男性って素敵だなと思った。
こんな風に思うなんて、私も大人になったなあと思った。

さて、まだ公開中の映画だし、ぜひ内容は映画館でみていただくとして…….

個人的に嬉しかったのは、自分の新たな視点、いや聴点、
フィルターができたことをを知ったからだ。
7月くらいから一日15分、スペイン語の勉強を始めた。
まずは英語を先行させなくてはということもありとにかく15分のみ。
しかも、子供のようなことをしてみたくなって、
なるべく教科書をできるところまで使わずに、まずは耳で覚える。
超入門のCDをひたすら聞くのみ。
動詞の活用もまだよくわかってないレベル。
そんな私だが、映画に出てくるスペイン語がわかったのだ。
いや、わかるという言葉の真意は難しいけど、その存在がわかるというか。(レベル低っ)
でも、今日のブログのタイトル程度の言葉は、
映画の中でもキーワードのように繰り返しでてきたのだが
耳で覚えて家で調べるとスペルがわかる! という感じだ。
この映画には、英語以外にもスペイン語、フランス語、ジューイッシュの言葉など
挨拶程度ではあるけれども、たくさんでてきて、
ブルックリンの多人種、多国籍状況を象徴していたと思う。
その背景を理解するのに〈ことば〉はすごくヒントになった。
6月の私には、ここまで繊細なことは聞こえこなかったし感じられなかったと思う。
耳ってすごいなと思った。いや、意識なのかな。
その存在を知るだけで世界が広がるってベイシックだけどすごく嬉しいこと。

ちなみに〈Fastina Lente〜ゆっくり急げ〜〉という言葉も出て来て、
ええっ、これスパニッシュなの?ジューイッシュ?と驚いたが、
家に帰って調べたら、ラテン語だった。古代ローマ帝国のアウグスティヌスの言葉らしい。
実はこれも私的にストーリーがあって、1月1日に読んだエッセイに
この言葉が出てきて気に入って手帳のいちばんはじめのページにメモっていた。
いちおう、一年の目標なのか。
そしてこの言葉がまた、8月1日に登場するなんて!
ゆっくりしすぎたのか? 急いだほうがいいのか?
いずれにしろ、元旦のあの経験がなければ、きっと耳に入ってこなかった言葉だったろう。



9月の私にはいったい何が見えているのかな?
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