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昭和のリズムよcome back! コーヒーと恋愛。 [五感のこと]

獅子文六の小説〝コーヒーと恋愛〟を読んだ。

なんだかとっても和んだ。
1968年くらい?に発表された新聞小説として書かれたもの。
原題は〈可否道〉。

内容はというと......
テレビが新しかった昭和30年代、お茶の間の人気女優 坂井モエ子43歳は、コー ヒーを淹れさせたらピカイチの腕前。そのコーヒーが取り持った縁で演劇に情熱を 燃やすベンちゃんと仲睦まじい生活が続くはずだったが......、ある日突然“生活革 命”を宣言し彼は若い女優の元へ去ってしまう。悲嘆に暮れるモエ子はコーヒー愛 好家の友人たちに相談、そこからドタバタ劇が始まる。人間味溢れる人々が織り なす軽妙な恋愛ユーモア小説。

いわゆる大衆小説ではあるけれども、
当時のこの〈感覚〉ってとってもお洒落なもの、最先端な感じだったんだろうなあと思う。
私は古めかしいとは思わないし。でも懐かしいのは確か。
だからすっかり心が和んだ。
小説の中に、母とか祖母の姿を見たのかな。

曽我部恵一が解説で
「携帯電話もパソコンもない時代の濃厚でゆったりとしたコミュニケーション....」って書いていた。
な??るほどと思った。
そうだ私は、疲れてる!
SNSに、LINEに、秒速のコミュニケーションに。
世界中どこにいても on timeで〝Good Morning!〟って言える嬉しさとともに、
「うん」とか「すん」とかeasyな飾り気ない返事にシュンとしたり、
既読になってますけど??っていらってきたりw


だから、いまの私にとてもいい薬になった。
昭和のリズムが心地よかった。

有楽町のSTONEみたいなクラシックな喫茶店でコーヒー飲んで
フルーツサンド食べてデートしたいな。

おやすみ[ハート]
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