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桜嫌い [stress]

あ.........私、これが苦手なんだ......

それがわかるとスッキリするなと最近知った。
それがわかるだけで。
体調が悪い、もろもろ調子が悪いことという事実は変わりないのだが、
でも、その〝脈絡〟というか〝つながり〟的なことがわかるだけで、安心する。

桜もちらほら咲き始めて、初夏のような日差しで、じっとなんかしていられないようというとある日、
車のハンドルを握った。
最高の休日。
遠くに行けるなんてYEY!ドライブ気分も高まり、都内の桜もちょいちょいチェックしながら
運転をスタート。しかし、残念ながら、頭の中を波打つように頭痛が始まる。
目から差し込む太陽の光、サングラスを通り越して...ヘドエイク。
そして日差しも強くてこんなに暖かいのに、体の内側が寒く手足も冷たい。
もう....なんなんだ私っ、せっかくの休日に......、
と、心の中で落胆極まりなかったが、ふとこの感覚を去年も味わったことを思い出した。

それはスペインでだった。
あまりにも気候とシチュエーションが似ていたのでありありと思い出した。
去年のイースターの時期(4月半ば)に、スペインを旅していた。
内陸のCuellarから、スペインとフランスの国境、バスク地方までドライブしてテントしたり。
何週間も前からワクワクして準備して、そして、物理的にも遠くって、
やっとの思いで到達したスペイン....しかも、仕事でもワークショップでもない旅、プライベートホリデー。
そんなときに具合なんかが悪くなってしまう無能な自分にがっかりしながら、
これって老化?なんて嫌な言葉が頭をよぎりつつも、旅は続く。
しかし、ラッキーなことに旅の友は鍼灸師だったので、
ずっと頭に針さして、旅をしていた。
不幸中の幸いだが.......なんともまあなんだかなという感じで。
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そうそう、ここ数日の東京の気候は、あのときのスペインとそっくりだ。
日ごとに気温が高くなるとともに、陰陽でいうと陽の気が上昇。
だから私の体の中をめぐる気も上昇して頭に集結。
朝と夜の寒暖差が大きくて、私のヴァータはマックスに上がり、
心の不安も急上昇。
ちなみにヴァータとは、アーユルヴェーダでいう3つの体質の一つだ。
アーユルヴェーダでは自然界に存在するすべてに「空」「風」「火」「水」「土」の5つのエネルギーが存在し、
それらをどのような割合で持っているかによって、
人それぞれに体格、体質、性格などの違いが発生するとしている。
空と風でヴァータ、火と水でピッタ、地と水でカッファとなる。
私は自他認めるsuper vataなのだが、その性質が乱れる、大きくなるとものすごくバランスを崩す。
「気まぐれで活動的だけど、暖かくして、時々活動を休むことも大切」
と書いてある。どうぞお見知り置きを。

とにかく、去年とそして今年の経験を通して、自分の体調変化というか波の謎がひとつ解けたのだ。
それだけで、今年は少しゆったりした気持ちでいられるから不思議だ。
それと同時に、わかってしまった。
私の長年の〝桜嫌い〟の理由が。
いや、ずっと他の理由だと思っていた。
当時の幼い私にはよくわからなかったけれども、母が、桜がたいそう嫌いで(特に夜桜)
それはどれくらいかというと、
自転車に乗れない(はず)の母が、「もうやだ〜〜、怖いよ〜〜!」と言って
桜並木の下を疾走するくらい。
子供心に驚いた。そんなにまでも嫌いなんだって。
もしかしたら、私に見えないように下を向いて笑っていたのかもしれないのに。
その母の〝桜嫌い〟が、私に感覚的に刷り込まれたから仕方ないと思っていた。

でも....今あらためて振り返ると...
彼女もきっとそうだったのかもしれない。
supervataのvataがマックスになってしまう季節だったのかもしれない....
母娘に引き継がれるもののうち、体質ってきっとある。
それは性格的なものよりも、もっともっと色濃い気がして。
それはかわいそうだったね....って、今なら言える気がして。
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今年の桜は、なんだか違って見えた。





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