私の都合か?カラダの都合か? 〜お茶で体の声を聞く練習〜 [からだ(spirits)]
なんだか最近「カラダの声を聞く」が自分的にキーワードです。でも、はたして、それ、本当にできてるのか?について考えてみたいと思います。
というのも、先日受けたELLE JAPONさんの取材でも、食へのこだわりは何ですか?と聞かれて、「こだわりがないのがこだわりみたいなものですが、カラダの声を聞いて食べてます」的なことを答えました。.....本当に私、そんなにかっこいいことできているのか? とふと不安になり、じっくりと考えてみようと思いました。
一般常識になりつつある、hydrate=水分補給の重要性。
まず、いちばん、身近な存在でもある「水」の取り方について。
私たちのカラダは水が必要不可欠で、そして、カラダの6,7割位は水でできているということは、もう周知の事実だと思います。だからこそ、カラダが干上がってしまわないように、hydarete=水分補給の大切さがうたわれていますよね。夏は熱中症の危険もあるので、特に注意をはらっています。
私のトレーナーという仕事はカラダを動かす仕事で、そしてそれだけでなく、ずっと話ししている。(レッスン中ですよ。) 動くことによってカラダから水分を失い、話すことによって口からも水分を失い、そして冬はさらに外気の乾燥によって、または暖房の乾燥で、カラダの中にいたっては夏よりも、冬のほうが水分が失われている気がします。ここ数年でやっと気付いたのですが、レッスン直後は、軽い脱水状態になっているということ。。
人生初の貧血を経験して、高まる水分&酸素補給アテンション。
レッスンが終わると、どうしていつも頭が痛くなったりぼーっとするのだろうと思ってはいたのですが...これが原因でした。軽い酸欠と脱水状態。なぜ気付いたのかというと、1年ほど前、レッスンが終わったあとに、素敵な銀座の立ち飲み屋さんにいって、見事人生初の貧血になってしましました。当然ですよね。自分のカラダを甘くみていました。それから、私の水分&酸素供給アテンションが高まります。
まず、レッスン中の自分の行動を、なるべく客観的に分析してみました。
1集中してほとんと水分を取ることを忘れてしまう。
昔から、その傾向は強いのですが、夢中になると、水分はもちろん、ご飯も、トイレも行かなくなってしまうことがあり..........。まったくカラダの声を聞いていませんよね。猛省です。集中したいのは自分の「気持ち」であって、カラダは少しずつ干上がって、悲鳴をあげているはずです。
2お腹を空っぽにしておきたほうが集中しやすい、と思っている。
1と少しリンクする話しかもしれません。確かに、ランチのあとなど、満腹状態では集中力もそしてお腹にも力を入れにくいので、お腹を空っぽにしておいたほうが「ラク」という習慣ができあがってしまっていました。固形物をたくさん入れることはいまでも抵抗はありますが、 水分欠乏状態の恐ろしさをよく考えたら、そんなこともはや言ってはいられません。ガバガバ飲まずに、チビチビ飲む。そうすればいいだけです。実際、そのほうがカラダへの浸透率もとてもいいそうです。そして、この2の考えも、自分の都合のため。私のカラダのためではありませんでした。
3冷たいものを取るとカラダが冷えるという恐れ。
そういう女子は多いのでしょうか? 私も寒がりなので、一年中冷たいものを避けてしまいます。もちろん、カラダを冷やしていいことなんてひとつもありません。でも、解決策は簡単。常温のものやお湯、お茶を用意すればいいだけのこと。この3の発想は、一見、カラダの声を聞いているかのような錯覚に陥りますが、その一面だけを捉えて固執してしまっています。いい面もあれば悪い面もある、常に、なんでも、裏と表から考えられるような広い視野が必要ですよねw
上の三つの傾向に、同意してくださる方も多いのではないでしょうか? 一生懸命やると陥りがちな罠でもありますが、でも、そもそも、一生懸命やるって誰のためなんでしょうか?それは、むしろ自分自身の気持ちのため、満足感のため? 私のカラダもクライアントさんも、そんなことを求めていないのかもしれない....と我に立ち返りました。。カラダの声を聞くことは、想像以上に奥が深いですよね。
うるおったジューシーな筋膜は、とても幸せな筋膜だ。
では水分は、私たちのカラダの内部にどのような影響を与えるのでしょうか?ざっくりとその機能を思い浮かべると、体温を保つこと、老廃物を排出すること、そして関節や筋膜に潤いをたもつこと。特に注目されている筋膜。筋肉はもちろんなのですが、骨、血管、神経、内臓、細胞までも包んでいる水とコラーゲンでなる半透明の膜で、私たちのカラダの内側、奥深いところまで全身をひとつにつなげる筋膜です。
筋膜が健康で、みずみずしくあればあるほど、筋膜と筋膜の間に潤いが生まれ、筋肉の動きが当然スムースになります。ところが、手術を受けたり怪我をするなどの身体的な外傷、それを補うために習慣づいてしまった動作の癖、精神的なストレスの蓄積、仕事でのルーティーンな動作.... こういった状態が続くと、やがて筋膜は水分を失い、周辺の筋膜との癒着を起こし、その制限は、ドミノのようにカラダのあらゆる場所に広がっていくのです。なぜなら、カラダはつながているのですから.....。
ということで、様々なストレス環境の中、適切な水分を取ることは、健康な関節、幸せなカラダへの道でもあることが明確です。
楽しむことが一番パワフル!
飲みたくなるお茶で、カラダの声を聞く練習。
上の1.2.3の理由で、水分補給を忘れてしまっていた私ですが、ふと気付きました。そうだ、楽しむことがいちばパワフル!「こうしなきゃ」と意識して思っても、楽しくなくては、おいしくなくては続かない。ダイエットでもトレーニングでも、結局、同じことがいえると思います。最近、はまっているのが杜仲の青汁。ふたを開けないとシンプルなミネラルウォーターかしら?と見間違いますが、開けるとストーンとお茶パックが落ちてきて、本格杜仲茶に早代わり。このぷわーっと広がる深いグリーンと、本格的な味を味わいたくて、レッスン中、飲んでます。たまに歯が緑色になるけど、それもご愛嬌w
これはカラダの声を聞いているのか? ふと疑問にもなりますが、カラダが求めてくるようになるまではこれでいい。現に、水分を取ることで頭痛もなくなってきたし、気持ちも落ち着くし、自分の中のliquidをより感じられるようになってきました。人って、必ず、気持ちいい方に向かっていく...そう信じています。 だから、がんばらなくても、無理しなくても、無意識に私が水分補給できる日も近いはず。
みなさん、楽しんで、体づくりしてますか?
2016-01-27 13:46
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