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おばあちゃんと胸骨 [その他]

(2006,4,6頃の回想録)

私には意識不明状態で入院している
おばあちゃんがいます。
昨年末から倒れてから、ずっと、、、。
当初は家族も哀しみに打ちひしがれるというか動揺するというか
そんな状態でしたが、、
月日は人々に考える時間を与えてくれ、心の整理がつき、
中でも母は早いうちから立ち直ったというかタフさを発揮し、
足繁くお見舞いに通っています。

初めてのお見舞いは、、ベッドの横で
私はただ棒のようにつったっておいおい泣いているだけでした。
「ほらほら、あやちゃんがきたよーー!ほら、あやちゃん、名前呼んで上げて!!」
も〜〜〜なんでそんなこと言うの??と母を恨めしく思いつつ、
名前を呼べない自分が、本当に悲しく、
それが私の弱さのすべてだ、、、と感じました。

しかしここ半年で、意識不明状態なりにも一進一退を繰り返す
おばあちゃんと時間を過ごすことで
あきらかに「生」を感じます。
一生懸命生きることの意味も感じます。
私なりにか弱くですが話し掛けることもできるようになったし
マッサージだって、、、。
母のタフな看護っぷりにはかなわないけど。

ある日病院に行くと、母に、おばあちゃんの胸に穴があいたことを告げられました。
口と鼻の呼吸では間にあわないので
胸に穴をあけて、そこに管を通し機械を使って空気を送るということでした。
げげげ???
おそるおそる覗いてみると、確かにそのように。
しかしその管の出ているポイントは、どうみても、、あの胸骨。
ハートセンター、エゴセンター。
ここ数日、ずっと自分が気にしてきたところだったので
なんだか偶然ではないような気持ちになって、また泣く、、、、
「いいのいいの。こうしたほうがおばあちゃん、楽なんだから。
泣くことないでしょう、、先生に説明してもらう?」と母は相変わらずタフ。

人生このかた、胸骨の存在なんて気にしたこともなく、
でもそこを知って、そこが動かないことが自分のカラダを
自由にできない根源なんだときづいた2006年前半。
一生懸命ワークしてるけど、たまに私の意志とは無関係にponって
かっるい音が鳴るようになったけど、まだまだタフ。かなりタフな胸骨。
そして大好きなおばあちゃんの胸骨に穴。

私の胸骨には穴があくんだろうか??
こんなに硬かったらお医者さん、死ぬほど苦労すると思う。
何であけるんだろう?
工事現場のドリルじゃないと無理かも。
自分のためにも、お医者さんのためにも、やっぱり柔らかくしておこう。
そう誓ったのでした。

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コメント 3

れっど

おいらのチチも一時期入院してたので、お見舞いがどことなく辛かったのを
思いだします〜〜〜(;w;)
泣いたらいかーん!と思いつつ一回チチを抱きしめたまま泣いたっす。
けど、チチが倒れた事で凄く自分の中が分かったし変わったと思うんですヨ。
先生の胸骨開きますよ!メキメキと。おいらも開かなきゃ〜〜メキメキ
by れっど (2006-06-14 14:17) 

uchida

やだあ、一瞬エロメールかと思ったじゃん。
とっても素敵なメッセージありがとう。若いのにいろいろ経験しているのね。病院ってすごいよね。はじめは殺伐というかクールな雰囲気にやられてしまったんだけど、あの看護婦さんたちのクールさに今は救われてます。
感情的になってる場合じゃないんだよね。
看護婦さんのクールさ、母のタフさ、、リスペクト。
私も自分の変化を感じてみるねーー!!!
by uchida (2006-06-15 11:20) 

NO NAME

え・・・エロメール!!!!(;▽;)ガーン!!! not乳!
by NO NAME (2006-06-15 16:04) 

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