マエストロはきっと神。 [music]
昨日NHKでやっていたドキュメント番組の再放送。
〈小澤征爾、音楽への飽くなき情熱〉
「世界のマエストロ・小沢征爾の入魂の一曲」
食道がんの手術を受けて休養していた小澤さんの苦悶と、
復帰コンサートでの入魂の演奏風景。
とても感動した。月並みな言葉だけど、
ほんとに、ほんとに、感動した。
がんという病から復活したからとか、そういうことだけじゃなかった。
食道がんの手術はうまくいったものの、
術後は通常通りの食生活が送れないから15kgも痩せてしまう。
それに伴い、ぐっと筋力も落ち、持病の腰痛が決定打になった。
復帰コンサートで交響曲全曲指揮をとることはドクターストップがかかり、
たった1曲、小澤さんがセレクトした入魂の一曲は
「チャイコフスキー弦楽セレナード 第一楽章」。
たった1曲、その7分間に込められたその気迫。
まさに“命がけ”のパフォーマンス。
命が音楽につながっていくのが見えた気がした。
いや、音楽が命につながっていくのか?
そして、指揮をふるたびに、小澤さんの体のひとうひとつから出る情報量がハンパなかった。
小澤さんは言う。
「病気したからってこんなこと言うのはあれだけど、『音楽』って命に繋がっていくものなんだ。
それは自分の口から発する歌だったり、鼻歌だったり、口笛だったり....」
交響曲だけが音楽ではない。
本当は私たちにでさえもできること。人間の本能の一部。
そしてそれを芸術にまで昇華させるマエストロは神。
人を感動させるものってそういうことなんだと思った。
この曲です。
2011-01-04 16:23
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コメント(2)
えー、観にいけるなら公演行きましょうよ! 関係ないけど、うちのお父ちゃんが表参道で見かけたときは、「小澤征爾」ってプリントされたTシャツを着ていたそうです。マスターもぜひas・i・amシャツを作って着て歩いてくださいよ!
by トトコ (2011-01-05 16:12)
トトコさま
まじ!行こうよ〜〜。なんとしてでも行きたいんだよう〜。確かサントリーホールと水戸芸術館であったような。調べてみます。そして、かこいいーなやっぱり。小沢征爾Tシャツを私が着てあるきたいっす。as i am Tシャツは近いうちに出るでしょう、きっと。
by uchida (2011-01-05 19:07)