White Lie [ritual&ceremony]
そういえば、ここ数ヶ月は白いモノばかりに囲まれていた。
はじめは、ほぼ無意識に。
色ってやはり、その人の潜在意識みたいなものが出るのだろうか。
だとしたら....白は浄化、みぞぎ、物事は明白にする光の色?
まっさらに新しいことにチャレンジしたい時、この白が心地よく感じられるとか??
しかし、チェンマイに行ってからは、意識的に探した。
カラフルな色が溢れるマーケットで、真っ白なTシャツやパンツを探すのは至難の技だった。
寺に入門するにあたってのメディテーション服のルールが
完全なる白いもの、あまり肌の出ないもの、下着を含むだった。
ロゴもだめ。オフホワイトもだめ。
Wat Umongという瞑想寺に行った時に、
このAll In Whiteに身を包んだ外国人のmeditatorたちを見かけて、
すごくいいなと思った。
日本で情報だけを追っていたときは、メディテーションなんて私にできるのかなとか
お寺入門とか怖すぎるなとか思っていたが、
目の前に修行をしている人たちをみて、ぐっと近くなった。
思っていたよりも、遠いものではなく、よりリアルなものなんだなと思った。
とはいいつつ、結局、寺には入門しなかったくせに、
その衣装だけは、躍起になって探してしまった。
おかげで、私にとって「白」の意味が特別なものになった。
それはやはり瞑想とつながっていて、purify=涅槃にかえるもの。
とにかくスペシャルなんだ。
そして白にも、いろいろな種類というか、肌理というか、スケールというかクオリティがあることを知った。
視覚を通してのヴィジュアルとしての白だけではなく、
「触れる」こともできたような気がしてしまった。
そして昨日、白い帽子をもらった。
あ......と思った。
つま先から頭のてっぺんまで、とうとうall in whiteで揃ってしまった。
もう白は卒業なのか?
あたらしいはじまりなのか?
すべての光を反射するだけの毎日は終わりなのか?
もう自分の色をつけていいのか?
物事は十分の形であって、十分はやがてかけるはじまり....だから
さようなら、そしてこんにちは。
自分のカラダの内側を見つめると、すべての答えはそこにあるんだなと痛感した。
それだけが事実。
だから、今夜もメディテーションしてみよう。
注)White Lie.....悪気のない嘘。相手のためによかれと思ってつく嘘。
2015-06-19 00:50
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