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世にも美しい‘おばけ’ [friends]

先日(といっても2週間くらい前?)、
シアターコクーンに‘牡丹灯籠’を観に行きました。
夏らしいでしょ。怪談のお芝居なんて[猫]

あらすじを超簡単に説明すると.......
旗本飯島平左衛門の娘、お露は浪人の新三郎に恋したあげく
その恋は成就することなく死んでしまう。
新三郎を忘れられないお露は幽霊になって、
夜な夜な、牡丹灯籠を手にして新三郎のもとに通うようになる。
その後、新三郎の下働き、伴蔵によって、
幽霊となったお露を抱く新三郎の姿が発見され、
お露がこの世の者でないことがわかる。
このままでは命がないと教えられた新三郎は、
和尚から金無垢の海音如来をもらい魔除けの札を張るが・・・
結局、金に目のくらんだ伴蔵にお札をはがされてしまい、
新三郎はお露にあの世につれていかれてしまうという悲劇。
以上の主筋に、飯島家のお家騒動。供蔵と女房お峰の因果噺がからむ。

ってな感じで本当にざっくり。
ストーリーだけ追ってしまえば、怨霊に取り殺されてしまうこわ〜い話だけど、
違うんだなああ。もっともっと奥深いのです。私的解釈は。
柴本幸ちゃんの演じるお露は、息をのむほど美しくはかなく、すっかり感情移入。
その相手役新三郎には、人気の瑛太さん。やっぱりかっこよかった!
立ち居振る舞いの美しい2人にほんとうっとり。
毎夜の逢い引き?でロマンティックなひとときを過ごし、
ともに好きな相手とあの世でいつまでも幸せに暮らせたのであれば
これでよかったんじゃ〜〜〜んと、思ったり。
相手がこの世の者でなくたって、こんなに美しい女性にここまで愛されたのであらば、
いいじゃん、よかったじゃん!男冥利につきるでしょと、思ったり。
美しい二人に、すっかり翻弄されて勝手な解釈をした私でした。

きっと恋愛なんて恋人たちの間でしか見えないものだらけ
ハグしている相手が不気味なゴーストだったって、当人には愛する美しい人にしか見えないかも。
勝手なことするな、伴蔵!お札とか貼るなよ〜、会わせてあげなよ〜
と、心の中から叫びまくり。   完全に幸ちゃん&英太くんびいき!
確か千秋楽は明日だったかな?幸ちゃんがんばれ〜〜。
終わったらコロナ飲もう。

しかし、愛と憎しみは表裏一体。
まっすぐで一途な気持ちほど、裏切られたときの憎しみは....恐ろしい。
みなさま、どうぞお気をつけあそばせ。

200908191817000.jpg


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